この記事では、
- 経済指標はFXにどのくらい影響するのか知りたい方
- 重要な経済指標について押さえておきたい方
に向けて解説しています。
今回の記事では、FXで重要な経済指標に焦点を当ててご紹介しています。
FX初心者が陥りやすい注意点についても解説してるため参考にしてみてください。
FXの経済指標重要度ランキング
経済指標は、各国の経済状況を知ることができる指標のことで、毎月発表されるものや数か月に1回発表されるものなど様々です。
ここからは、経済指標重要度をランキング形式にてご紹介します。
FX経済指標重要度 1位:米雇用統計
米ドルに最も影響を及ぼすであろう経済指標です。
発表のタイミングは毎月第1週目の金曜日で、米国の雇用状況に関する統計結果が公表されます。
米雇用統計は、日本時間22時30分ごろに発表されますが、その30分前後はチャートが大きく動きます。
テクニカルなど関係なく価格が乱高下するため、月1回の「お祭り」としてよく知られています。
加えて、米雇用統計が発表されるときは米国の失業率も発表されるため、セットで覚えておくと良いでしょう。
FX経済指標重要度 2位:GDP(国内総生産)
GDP(国内総生産)とは、一定期間内に国内で生み出された価値の総額です。
国の経済規模を示す指標として重要視されています。
GDPの場合は、確報値が速報値と比べて乖離しているとマーケットは反応します。
国によって、発表する時期やタイミングが異なるため、経済指標カレンダーで確認しておくと良いでしょう。
FX経済指標重要度 3位:FOMC政策金利発表
FOMC政策金利発表とは、米国の中央銀行が行う政策決定会合のことです。
発表時間は、日本時間だと3時ごろのため多くの方は寝ているかもしれません。
しかし、ポジションを持ったまま政策金利発表を迎えると、大きな損失を招くことがあるため注意しましょう。
「寝ていたら損失を食らっていた!」なんてことがないように、事前にポジションを決済しておくことをおすすめします。
FX経済指標重要度 4位: BOE政策金利発表
BOE政策金利発表は英国の中央銀行が行う政策金利発表です。
ポンド絡みの通貨に非常に影響を与える経済指標のため、押さえておきましょう。
ポンド系通貨はボラティリティがただでさえ高いため、政策金利発表によって乱高下した場合、大きな損失を招きやすいです。
総裁を含む重要人の方針には注目しておくことをおすすめします。
FX経済指標重要度 5位:日銀短観
日銀短観とは、日本の経営者にアンケートを取り、集計したものを発表しています。
毎年、4月、7月、10月、12月の一定期間を空けて発表されるため、忘れないようにチェックが必要です。
景気の良し悪しで相場は反応する傾向があり、円絡み通貨に影響を及ぼします。
全快の発表と比べて、良いか悪いかある程度予想を立てると立ち回りやすくなるでしょう。
FXの経済指標の注意点
ここでは、経済指標の注意点について2点ほどご紹介します。
投資初心者は手を出さない
経済指標は投資初心者からするとギャンブルに等しいです。
経験と分析がないと、騙しのような動きに一気に資産を持っていかれてしまうので気を付けましょう。
おすすめは、自信がないのなら取引をしないこと。
当てずっぽうで取引していても、いつか大きくやられますのでそもそもポジションを持たない方が賢明です。
僕は身をもって体験しましたが、経済指標によりトレンドが形成されると全財産を失う可能性すらあります。
公開された情報を鵜呑みにしない
経済指標では、速報値や確報値が公開されますが、数値を鵜呑みにして取引しないでください。
「噂で勝って事実で売る」
投資業界ではこのような格言があります。
結果が発表された後は、数値通りにエントリーする人が多いため、その裏をかくということです。
数値は好材料なのに価格が上昇しないのはこのようなロジックが含まれていますので注意しましょう。
また、重要度の高い指標ほどこの傾向は強いといえます。
大衆心理に流されず、利益を生み出すには経済指標をどう利用すれば良いか常に考えることをおすすめします。
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FXの経済指標重要度ランキングのまとめ
今回の記事では、重要な経済指標についてランキング形式で解説しました。
経済指標は、FX初心者からすると目に毒ではあるため、なるべく経済指標を跨ぐトレードはしないことをおすすめします。
どうしても跨いでしまう場合は、大きな損が出ないようにチャート画面を観察し、必要であれば決済してしまいましょう。
最後に経済指標についておさらいしましょう。
- 米雇用統計
- GDP(国内総生産)
- FOMC政策金利発表
- BOE政策金利発表
- 日銀短観
- 経済指標でトレードしない
- 発表された数値は鵜呑みにしない
- 噂で買って事実で売るを意識する
上記のことをインプットして、経済指標を上手くかわしていきましょう。
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