この記事では、
- FXで両建て手法は使えるのか気になる方
- FXの両建て手法は安定的に勝てるのか知りたい方
に向けて詳しく解説しています。
「両建て」という取引手法がFXで通用するのか気になりませんか?
今回は、FXの両建て手法に関して主な概要と実際使えるのか、使用上の注意点について解説していきます。
FXの両建て手法とは
両建て手法とは、同じ通貨ペアで、同時に「買い」と「売り」両方のポジションを持つことです。
ポジションを持っていても損益が0のまま保有し続けられるため、あるポジションの損益を止めたい場合に有効です。
FXは投資商品の中でも価格変動が激しい部類に入りますが、両建てをすれば関係ありません。
両建て手法の一般的な使われ方
両建て手法の一般的な使われ方は、税金対策をするための両建てです。
年末に含み益のポジションを保有していた場合、年内に利益確定をしてしまうと、収入として扱われます。
税金は1月1日から12月31日までの収入を基準に課せられるため、決済したくない場面で両建てを使用するのです。
両建てを使用すれば、損益を止めることが可能なため、節税対策に活躍します。
両建て手法がおすすめの方
両建て手法がおすすめなのは以下の方です。
- FXで長期保有を前提とした取引をしている
- 年内の利益がだいたい予想できる
- スワップポイントなどで若干利益が減っても問題ない
両建て手法は、長期保有をよくする方に向いている取引手法です。
両建てを使いこなせば、1年の収入をコントロールできるといっても過言ではありません。
FX両建て手法の注意点
両建て手法には注意点が存在します。以下の注意点をしっかり押さえて活用するようにしましょう。
- 両建て手法を禁止している証券会社もある
- 両建て手法は、絶対利益が出るわけではない
- 両建てで塩漬けはダメ
- スプレッドが広がる場面では損失が大きくなる
両建て手法を禁止している証券会社もある
海外FXの場合、両建て手法を禁止している会社もあるため注意が必要です。
なぜ、海外FXで両建てが禁止されているかは以下の通りです。
- ゼロカットシステムの悪用のリスクがあるため
- 両建てをされると口座開設ボーナスを悪用されるから
特に、口座開設ボーナスなどを使用した両建ては禁止されています。
両建てしていることが発覚した場合、口座凍結や出金拒否の対象となるため注意しましょう。
両建て手法を実践するなら国内FXがおすすめです。
国内FXでは、両建ては認められており禁止されていないため、心置きなく両建てできるでしょう。
両建て手法は、絶対利益が出るわけではない
両建て手法は、どちらにも「買い」と「売り」両方のポジションを持つ方法です。
どちらかが含み益になれば決済して利益を確定することも可能です。
しかし、残った含み損がその後膨らむかどうかは相場次第のため絶対に利益が出るとはいえません。
むしろ確定した利益よりも含み損が膨らんでしまうなんてことはよくありますので注意しましょう。
僕の友人は、利益を早く確定してしまい、大損していました。
また、両建てをすると長期投資になりやすいですが、スワップポイント分を支払わないといけません。
基本的に、買いと売りどちらもポジションを持つと、スワップポイントはマイナスとなるため、日を跨ぐごとに含み益は減っていきます。
両建てで塩漬けはダメ
両建てをしていて含み益を決済した後、含み損が膨らんだとします。
含み損が膨らみ、損失を確定したくないあまり長期保有することを「塩漬け」といいます。
両建てで含み益を確定させるのは良いですが、少しでも含み損が膨らみそうだと感じたら損切りがおすすめです。
損切りするのは精神的なダメージが大きいですが、損切りをしないと強制ロスカットにて全財産を失う可能性があるので注意しましょう。
スプレッドが広がる場面では損失が大きくなる
FXをしていると、取引量が著しく低下した時、また乱高下が激しいときはスプレッドが広がる傾向があります。
スプレッドの広い場面で両建てをしてしまうとスプレッド分の損失が大きくなるため注意しましょう。
両建てをする時は、選択した通貨のスプレッドが平常値かどうか確認して取引してください。
FX両建て手法のまとめ
両建て手法の主な使い道は節税対策に使用することです。上手く両建てを使いこなせれば、収入をコントロールできます。
両建てで利益を積み上げていくのは少し難易度が高く、スプレッドやスワップポイントなど注意点も多いのでFX初心者にはあまりおすすめできません。
最後に今回の記事の重要点を見ていきましょう。
- 両建ては「買い」と「売り」両方のポジションを持つ取引手法
- 主な使い方は節税対策をするために使用
- 両建てを使いこなせば収入をコントロールできる
- 両建て手法を禁止している証券会社もある
- 両建て手法は、絶対利益が出るわけではない
- 両建てで塩漬けはダメ
- スプレッドが広がる場面では損失が大きくなる
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