今回の記事では、
- ボリンジャーバンドの効果的な使い方が分からない
- ボリンジャーバンドってどんなインジケーターか知りたい
という悩みを解決することができます。
FX業界では、かなり有名なインジケーターの1つであるボリンジャーバンド。
僕も昔、有名だからという理由で使っていました。
今回はそんなボリンジャーバンドについて、一般的な使い方やあまり知られていない使い方、注意点についてまとめています。
この記事を読むと、ボリンジャーバンドが自分に適したインジケーターなのか分かるでしょう。
ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドは、アメリカの著名人であるジョン・ボリンジャーサンによって開発されたインジケーターです。
移動平均線をベースにして、統計学を用いて計算された標準偏差を表示しています。
トレンドの強弱や、トレンドかレンジかを見分けるのに、使用することが多いです。
ボリンジャーバンドの一般的な使い方
ボリンジャーバンドは、逆張りでも順張りでも使うことが可能です。
ここでは、それぞれの使い方について解説していきます。
逆張りでボリンジャーバンドを使う
ボリンジャーバンドを使用して逆張り戦略を立てるときは、レンジ相場を狙います。
上記の画像はボックスレンジと呼ばれるレンジ相場です。一目見で横ばいであることが分かります。
エントリーは、標準偏差に当たったところでします。黄色丸で囲ったところがちょうど標準偏差(σ2)に当たっているため、逆張りをするというやり方です。
- 高値圏では売り
- 安値圏では買い
を繰り返すことで利益を積み上げることが可能です。
順張りでボリンジャーバンドを使う
順張り戦略でボリンジャーバンドを使う時はレンジブレイクを狙います。
レンジブレイクをしたときは、大きく伸びる可能性が高いため、ブレイクしたのを確認後エントリーします。
判断としては、ローソク足が標準偏差と被っている、または超えている時を狙います。
しばらくは、バンドウォークという標準偏差に沿った動きをすることが多いです。
そして、バンドウォークが終わったタイミングで利確します。
ボリンジャーバンドがおすすめの人
ボリンジャーバンドがおすすめな人は以下の通りです。
- トレンドとレンジを見分けるのが苦手
- トレンドでもレンジでも取引したい
- トレンドを捉える手法を持っている
FX初心者の方は、トレンドもレンジもエントリーしたいという感情が湧く人が多いため、ボリンジャーバンドは適しています。
しかし、ポジポジ病と呼ばれる、ポジションを持っていないと気が済まないという心理状態に陥りやすい傾向にあるため注意です。
ボリンジャーバンドのあまり知られていない使い方
バンドウォークは有能さ故に単体で使われがちです。しかし、単体で使用すると騙しなどに合いやすいためトレンドラインを使用します。
ボリンジャーバンドはトレンドラインと一緒に使う
ボリンジャーバンドを使用するときは、トレンドラインと一緒に使います。
上記画像のようなトレンド相場を例として挙げます。
トレンドラインと標準偏差に当たり、ひげを確認したらエントリーをします。
この相場の動き方はトレンドが落ち着いてきたときに発生しやすく、相場がかみ合えば天井や底でエントリーすることができます。
今回紹介したのは一例にすぎませんので、自分の中に落とし込めるように、分析をしてみてください。
ボリンジャーバンドの注意点
ボリンジャーバンドの注意点は、以下の通りです。
- 損切りをおいてエントリーしないと損が膨らみやすい
- 使っている人が多いため、機関投資家に狙われやすい
- 騙しなどに振り回されないよう注意
ボリンジャーバンドは、時間帯によっても優位性が異なると筆者は考えます。
例えば比較的トレンドが形成されやすいロンドン時間の場合は、騙しが少なくボリンジャーバンドは効きやすいです。
しかし、ゴールデンタイムと呼ばれるNY時間では、乱高下が激しく、騙しのような動きも増えるためあまり優位性を感じません。
多くの方はNY時間でボリンジャーバンドを使用し、狩られているイメージが大きいので注意してください。
ボリンジャーバンドのまとめ
ボリンジャーバンドは一般的な使い方の他に、トレンドラインやその他オシレーターなどと組み合わせるとより使いやすくなります。
ボリンジャーバンドを使用して稼ぎたいのであれば、一般的な使い方をするのではなく、自分なりに研究した使い方をすると良いでしょう。
最後にボリンジャーバンドについておさらいしましょう。
- ボリンジャーバンドはジョン・ボリンジャーさんが開発したインジケーター
- トレンドやレンジなどを見分けるのに使用
- 逆張りや順張りまで対応できる
- ボリンジャーバンドを使うならポジポジ病に注意
- トレンドラインなど、組み合わせて使うと使いやすくなる
- 一般的な使い方よりも自分なりの使い方を研究すると良い
ボリンジャーバンドを使いこなして常勝トレーダーを目指しましょう。
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