ストキャスティクスとは 効果的な使い方を見極めるために

『ストキャスティクス』というインジケーターをご存じでしょうか。

ストキャスティクスは、相場の買われすぎ、売られすぎを分析するために用いるインジケーターです。

今回は、そんなストキャスティクスの基本情報に加えて、使用上の注意点について解説していきます。

この記事を読むとストキャスティクスはどのような仕組みのインジケーターなのか、有効的に活用することができるのか分かります。

ストキャスティクスとは？

ストキャスティクスとは、

「％K」と「％D」の2本の線を使って、相場の買われすぎ、売られすぎを判断するためのインジケーターです。

また、もう1種類「Slow％K」と「Slow％D」の2本を使って判断するスローストキャスティクスがあります。

両者の違いとしては短期売買向きかどうかです。

ホリデイ田中

僕の個人的な意見としては、スローストキャスティクスは反応速度は遅いですが、騙しなどに合う確率が下がるため、中長期投資向けといえます。

ストキャスティクスの計算式

ストキャスティクスの計算式について見ていきましょう。

値	計算式
％K
％D	＝m日の％Kの単純移動平均
Slow％K	＝％D
Slow％D	＝s日の％Dの単純移動平均

ストキャスティクスとスローストキャスティクスの計算式は異なります。

計算式をすべて覚えても、ストキャスティクスを使いこなせるわけではないため注意してください。

ホリデイ田中

ストキャスティクスを使いこなしたいのであれば、実際に取り入れて、経験を積みましょう。

ストキャスティクスの活用方法

ストキャスティクスの活用方法として最も効果的なのはレンジ相場で使用することです。

特に「ボックスレンジ」の時は、ストキャスティクスを使った逆張り手法が利益を生みやすいです。

逆にトレンド相場の時は使うことができないのかと言われるとそういうわけではありません。

ホリデイ田中

僕が使用していたころは、レンジブレイクの判断基準として使用していました。

ストキャスティクスと相場を照らし合わせて、

レンジブレイクの動きを両方で確認できたときに順張りをするという手法です。

レンジブレイク・・レンジ状態の相場を価格が大きく突き抜け、新しいトレンドが生まれること

単純ですが意外と使っていない方が多い手法です。

多くの方は、一般的に使われているストキャスティクスの活用方法を実践します。

しかし、それでは騙しや、機関投資家の餌食になりやすいです。

ホリデイ田中

ストキャスティクスを最大限活用するのであれば、上記のことも考えて取引しなければならないといえます。

ストキャスティクスの注意点

ここでは、ストキャスティクスの注意点について解説していきます。

注意点としては、大きく分けて2つあります。

• ストキャスティクスのみで戦おうとしない
• 自分だけのストキャスティクスの使い方を極める

ストキャスティクスのみで戦おうとしない

ストキャスティクスは、割と単純な仕組みのため初心者でも扱いやすく、人気の高いインジケーターです。

しかし、多くの方は稼げないというのではないでしょうか。

理由としては、ストキャスティクスのみで戦っているからです。

ストキャスティクスは単純でわかりやすいですが、騙しにあいやすいなどの欠点も多いです。

ストキャスティクスのみで戦っている人はいわば、盾を持たず、剣だけで戦場に出ているようなものです。

防御に使う何か（他のインジケーターやチャートパターン、資金管理）などがないと到底戦場では生き残れないといえるでしょう。

自分だけのストキャスティクスの使い方を極める

先程、多くの方は一般的な使い方しか実践していないとご紹介しました。

一般的な使い方でも勝てるときは勝てますが、負ける時が多いといえます。

では、勝てるストキャスティクスにするにはどうすれば良いのか。

それは、自分だけのストキャスティクスを探すと良いです。ストキャスティクスを極めると言い換えれば伝わりやすいでしょうか。

ホリデイ田中

自分の癖や性格、取引スタイルなどに適したオリジナルのストキャスティクスを見つけることができれば、稼げる可能性は格段に上昇するでしょう。

また、一度効果的な使い方を見つけることができれば、相場を何時間もずっと見る必要はなく、使い方に沿ったトレードをするだけで利益を生むことができるようになります。

まずは、3ヶ月程度使ってみて、自分に適しているか判断することをおすすめします。

ストキャスティクスのまとめ

ストキャスティクスは、使い方を極めることができればとても効果的なインジケーターといえます。

ホリデイ田中

現に、僕の知り合いにもストキャスティクスで1000万円以上の資産を築き上げている人がいます。

最後にストキャスティクスのポイントを改めて押さえておきましょう。

• ストキャスティクスは相場の買われすぎ、売られすぎを判断するインジケーター
• 主にレンジ相場で使われやすい
• ストキャスティクスのみで戦おうとしない
• 自分だけのストキャスティクスの使い方を見つける
• まずは3ヶ月使って自分に合っているか判断する

ホリデイ田中

ぜひストキャスティクスを極めてみてください。