Fxでは、『スワップポイント』という金利差の調整があります。
このスワップポイントをうまく活用すれば、儲けることが可能です。
今回は、スワップポイントとは何かと、儲け方についてお話していきたいと思います。
スワップポイントとは?
スワップポイントは、簡単に言いますと、金利差のことです。
例えば、高金利通貨のトルコリラが18%くらいで、低金利通貨の日本円が―0.1%だとします。
18-(-0.1)=18.1で、金利差は18.1%あります。
また、スワップポイントは毎日貰えます。
土日はfx自体が取引がありませんが、土日分も別の曜日で振替でもらえたりします。
注意点としては、スワップポイントがマイナスになる場合もあります。
例えば、南アフリカランド円の通貨ペアでは、買い「buy」の場合は、スワップポイントがプラスになります。
対して、売り「sell」の場合では、スワップポイントはマイナスになります。
また、相場が全く動いていない状態に見える場合、スワップポイントによって利益を得ることも可能なのですが、
実際には相場は動いていますので、
相場の上下による損失がスワップポイントの利益を上回っている場合には、ポジションを利益確定してしまうと、トータルで損失になってしまいます。
決済のタイミングには注意が必要です。
スワップポイントの儲け方
スワップポイントを使って、実際に儲けるにはどのようにしたら良いかを考えてみましょう。
まず、単純にスワップポイントだけで儲けたい場合には、通貨ペアの流動性が少ない方が良いです。
流動性が少ないということは、あまり通貨同士が流通しないので、相場が動きません。
相場があまり動かない場合に、スワップポイントのみで儲けるやり方が有効です。
相場が良く動く通貨ペアでは、スワップポイントで例え儲けることができていたとしても、
長期で保有した場合に、相場の上下動によるロスカットのリスクも伴います。
また、相場の損失がスワップポイントの利益を上回っていますと、結局トータルで損失となってしまいます。
スワップポイントで儲けることを狙うのであれば、流動性の少ない通貨ペアを選ぶことは必須の条件と言えるでしょう。
流動性の少ない通貨ペアで気をつけること
流動性の少ない通貨ペアを選んだ場合、次に気をつけることは、相場の上下動です。
通貨自体の流動性が少ない場合、1つの大きなニュースなどで相場が激変する場合があります。
トルコリラなどは、相場が下がり続けています。
以前は40−50円程あった時もありましたが、今は8円程です。
スワップポイントは買いポジションでプラスになる通貨ですので、ポジションを持っている金額によっては、相場の降下による損失の方が大きい状態になっている場合もでてきます。
南アフリカランドでは、2020年の5月に底値をつけてからは、上下動しながらも上昇しています。
買いポジションによりスワップポイントを得るのに加えて、2020年の5月以降にポジションを持った方は、相場の上昇により取引による利益も得られていることでしょう。
このように、流動性の少ない通貨ペアでも相場の上下によってスワップポイントで儲けることが可能かどうかも変わってきますので、相場が今後どのように動いていくのかは定期的に確認していく必要があります。
スワップポイント・・高金利通貨で儲けよう!
高金利通貨は、金利差が大きくなる為、スワップポイントで儲けやすくなっております。
例えば、トルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソなどは、高金利通貨として有名です。
この中から、相場の状況を考えて、相場が上下動しずらいタイミングでポジションを持って儲けていくという戦略は、充分にありえる戦略でしょう。
スワップポイントは、FX業者によっても若干異なりますが、2022年3月時点では、
- トルコリラ円の通貨ペアが約4円
- 南アフリカランド円が約7円
- メキシコペソ円が約5円
のスワップポイントが1日で貰える金額となっています。
通貨ペアのスワップポイントも日々変動しています。
長期運用を考えた場合、ポジションを持った当時はスワップポイントが高かったけれど、決済しようとしたら下がっていた、ということも考えられます。
定期的にスワップポイントに変化はないか、相場は上下していないかをチェックしていく必要がありますね。
fxのスワップポイントについてのまとめ
通貨ペアによっては、fxのスワップポイント(金利差)により、儲けることは可能です。
流動性の少ない高金利通貨ペアを選び、その通貨ペアの相場の今後の動きを確認しながら、+のスワップポイントになるポジションを持ち、長期保有をしていくことで利益が出ます。
ただ、スワップポイントのプラス分を、相場の急落などによるマイナスが上回ってしまった場合、トータルでは損失になるので気をつけましょう。
スワップポイントも日々変動しているので、確認していく必要があるということと、
流動性の少ない通貨ペアの場合、その国の政策や外交など、突発的なニュースにより相場が激変した場合、ロスカットの危険性も出てきます。
ロスカットにならない範囲でのポジションを考えていく必要がありますね。
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