FXの指値と逆指値とは何?わかりやすく解説してみた

FXの用語

FXトレードしている方々は、指値とか逆指値は絶対にマスターしておかなければならない言葉です。

とはいえ、FXの指値、逆指値がなんやら難しそうで、そこでFXをリタイアする方々って多いみたいですね。

実のところコツを押さえれば、FXのメカニズム自体、それほど難しいということではありません。

今回は、FXの指値・逆指値について解説します。

FXの指値と逆指値の考え方


FXの指値と逆指値、ちょっと混乱してしまう……という方々がいても当然なのだと思います。

なぜならボクもこの言葉があまり得意ではないからです。

しかし。

そこでボクがどのように考えているのかを紹介します。

FXの指値注文とは

FXでの指値注文は、現在存在している為替レートよりも安いプライスで買いたいとか、高いプライスで売りたいという時に活用します。

例えば、米ドル/円が1ドル=110円だとします。

できるだけプライスが安い頃を狙って買いの注文を出すことができれば、利益を大きくすることができますよね。

そこで、109円に指値注文を入れようとかいうことを決めます。

そして、為替の相場がどんどん下っていって、109円に到達することができたとします。

すると、指値注文は約定することができ、より安いプライスで米ドルを買うことに成功します。

また、逆のパターンです。

さっき、109円で買った続きで解説します。
現在は、まだまだ為替相場がアップしているとします。
できるだけ高いプライスで売ることによって利益を出すことができます。
そこで、111円で指値注文を出しました。

そして、期待通りいい感じで為替相場はアップしていき、111円に到達しました。
そこで自動で決済がおこなわれて、利益を生むことができます。

こんな感じでFXの指値注文というものは、できるだけ有利な方向での注文、決済をしたい時におこなう手法のことです。

FXの逆指値注文とは


次は、FXの逆指値注文に対しての考えを解説します。

先ほど紹介した指値注文はできるだけ有利な状況であることを指定するものであるのに対し、
逆指値注文は不利な状況を目指していく手法です。

FX初心者の方々は、このようなわかりづらいものはスルーしてFXトレードと向きあいたいという気持ちがあるかもしれません。

しかし、逆指値注文では損切りの設定をおこなうことができるので、
FX初心者の方々にこそ意識してバンバン使用していただきたいです。

逆指値注文を有効的に活用することで、損失が出てしまったとしても最小レベルに留めることができるメリットがあります。

FXトレードしていて、為替の予想が外れてしまうということは往々にして起こりえます。

そして、予想外の損害を生みだしてしまう可能性があります。

逆指値注文は、損害は○○円に到達する前に取引終了したい……というときに使います。

損失が出てしまうのはいたしかたないけど、絶対にそれ以上の損失は出さないというときに、意図して不利な価格レートの設定をします。

また、逆指値注文は、損切りとしてだけではなく、順張りでも活用することができます。

例えば、『ボリンジャーバンド』で例えてみると・・・

『ボリンジャーバンド』はテクニカル指標のひとつで、統計学の標準偏差&正規分布を軸とし価格が変動する範囲を予想していきます。

『ボリンジャーバンド』をしばらくみていると、

値動きが鈍くなってスクイーズしたあと、エクスパンド・急拡大することがあります。

そのような状態で逆指値注文を有効活用し、ちょっと外側あたりに上でも、下でも入れておくことで、待機し、エクスパンド到来を待ちかまえることができます。

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さらに、もっと値動きが進んだところを見計らって決済。

すると利益をゲットすることができます。

ただし。

逆指値注文の場合、指値が指定したレートにピッタリ留まることが多いことに対し、
ピッタリ約定できるという感じでもないことがあります。
いわゆる『スリッページ』が起こることがあります。

それぞれFX会社でも、逆指値注文の場合は、スリッページが起こりうることを明記しています。

指値注文ではスリッページは起こらないですが、逆指値注文ではスリッページが起こります。

なぜかというと、指値注文の場合は、指定レートに到達した時点で売買されることになります。

しかし逆指値注文の場合、
指定レートに到達してから成行注文を出すというメカニズムなので、少し処理する時間が遅れてしまうことがあるからです。

FXの指値、逆指値についてのまとめ

今回、FXトレードでの指値注文、逆指値注文について解説しました。

ごくごく簡単に言ってしまえば、指値注文とは有利な状況で使用する注文方法のことです。

また、逆指値注文は、不利な状況で使用する注文方法のことを言います。

指値注文であったり、逆指値注文を活用すれば、FXの展開でドキドキして夜も寝ることができないという問題は回避することができるかもしれません。

ただし。

FX初心者の方々がこのような注文方法を覚えることにハードルが高いと思ってしまうのなら、最初のうちは自動売買(システムトレード)に依存するというのも戦略のひとつなのかもしれません。

いきなり全部FXのテクニックについて学んで慣れるなんてほとんど不可能なので、段々とトレードしていくうちに慣れていきましょう。

そのためにも、最初は、リスクの少ない額でトレードすることが大事です。

バカンス錦戸バカンス錦戸

バカンス錦戸

FX経験10年以上。海外FX推し。過去に国内FXで痛い目にあった事もあり、現在はアダルトなどのライター業のかたわら、海外FXのスイングトレードやEA自動売買でそつなく稼ぐ。

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